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「便利そう」くらいの気持ちだった
正直に言うと、Notion AIを使い始めたきっかけは「なんか便利そうだな」くらいの軽い気持ちだった。
もともとNotionは使っていた。メモ帳代わりに、思いついたことをバーッと書き殴る場所として。でもAI機能が追加されたとき、自分は「また新しい機能か……」くらいにしか思っていなかった。
ChatGPTもClaudeも使っていたし、「AIツールはもう足りてるんだよな」という感覚すらあった。
ところが、試しに使ってみたら話が変わった。
1ヶ月、2ヶ月と経つうちに、Notion AIなしの作業がちょっと考えられなくなっていた。「便利そう」が「ないと困る」に変わった瞬間が、はっきり3回あった。
今回は、その3つの機能について書いていく。機能の説明ではなく、「なぜ手放せなくなったのか」という体験の話として。
手放せなくなった機能①:メモの要約
自分のメモは、とにかく雑だ。
打ち合わせ中に走り書きしたもの、セミナーを聞きながら箇条書きにしたもの、夜中に思いついてスマホからバーッと打ったもの。どれも「あとで整理しよう」と思って、そのまま放置される。
Notion AIを使う前は、この「あとで整理しよう」が永遠に来なかった。結果、1ヶ月前のメモを開いても「これ、何のことだっけ?」となる。
Notion AIの要約機能を初めて使ったとき、正直びっくりした。
2,000文字くらいのぐちゃぐちゃなメモを選択して「要約して」と指示するだけで、5〜6行のまとまった文章になる。しかも、自分が言いたかったことの核心をちゃんと拾ってくれる。
これが地味にすごい。
ChatGPTやClaudeでも要約はできる。でも、わざわざメモをコピーして、別のタブに貼り付けて、結果をまたNotionに戻して……という手間がある。Notion AIなら、メモを書いた場所でそのまま要約できる。この「同じ場所で完結する」というのが、想像以上に大きかった。
今では、打ち合わせの翌朝に「昨日のメモを要約して」と一発かけるのが習慣になっている。これだけで、過去のメモが「読み返せる資産」に変わった。
手放せなくなった機能②:箇条書きから文章への変換
副業でクライアントワークをしていると、議事録やレポートを書く場面がけっこうある。
自分のやり方はこうだ。まず打ち合わせ中に箇条書きでガーッとメモを取る。で、あとからそれを「ちゃんとした文章」に直す。この「直す」作業が、地味にしんどい。
Notion AIの「文章に変換」機能を使うと、箇条書きを選択して変換するだけで、それっぽい文章になる。
たとえば、こんな箇条書き——
- クライアントの要望:SNS運用の改善
- 現状:週3投稿だが反応薄い
- 提案:投稿時間の見直し+リール活用
- 次回までに:競合分析レポート提出
これが、ちゃんと接続詞のある読みやすい文章に変わる。もちろん完璧ではないから微調整は必要だけど、「ゼロから文章を書く」のと「8割できたものを直す」のでは、負担がまったく違う。
特に議事録は、スピードが求められる。打ち合わせの当日中に送れるかどうかで、クライアントからの信頼度が変わる。Notion AIのおかげで、議事録の作成時間が体感で半分以下になった。
手放せなくなった機能③:情報の分類・整理
これが一番「Notion AIでしかできない」と感じた機能だ。
たとえば、ブログのネタとしてメモしていたアイデアが10個あるとする。バラバラに書き溜めたものだから、どれがどのジャンルかもよくわからない。
そこでNotion AIに「この10個のメモを3つのカテゴリに分類して」と頼むと、ちゃんと分けてくれる。しかも、自分では思いつかなかった切り口で分類してくれることがある。
これ、ChatGPTでもできるんじゃないかと思うかもしれない。たしかにできる。でも、Notionの中にあるデータをNotionの中で整理できる、というのがポイントだ。
情報の置き場所(いわゆるナレッジベース)としてNotionを使っている人なら、この便利さは一度体験するとわかるはず。コピペで別のツールに持っていく必要がない。「整理したい情報がある場所」で、そのまま整理が完結する。
自分は月に一度、溜まったメモやアイデアをNotion AIで整理する時間を作っている。この習慣ができてから、「あのメモどこだっけ?」が激減した。
正直、Notion AIが苦手なこともある
ここまで褒めてきたけど、正直に書いておく。Notion AIが向いていない場面もある。
長い文章を書くのは苦手。
ブログ記事のような2,000〜3,000文字の文章を、Notion AIにゼロから書かせるのは厳しい。出力される文章がどうしても表面的になるし、途中で途切れることもある。長文を書くなら、自分はClaudeを使っている。Claudeのほうが文脈を深く理解してくれるし、長い文章でも構成が崩れにくい。
アイデア出しも微妙。
「こんなテーマでブログのネタを10個考えて」みたいなブレスト的な使い方は、ChatGPTのほうが圧倒的に向いている。ChatGPTは発想の幅が広くて、意外な角度からアイデアを出してくれる。Notion AIは「すでにある情報を整理する」のが得意であって、「ゼロから生み出す」のはあまり得意じゃない。
結局、AIツールは「役割分担」がすべて
自分が今やっている使い分けはこうだ。
- Notion AI → メモの要約、箇条書きの文章化、情報の整理
- Claude → 長文の作成、文章のリライト、構成の相談
- ChatGPT → アイデア出し、ブレスト、壁打ち
この3つを全部1つのツールでやろうとすると、どれも中途半端になる。でも役割を分ければ、それぞれの強みが活きる。
Notion AIの強みは、「すでにある情報を、その場で、すぐに整理できる」こと。これに尽きる。
料金について
Notion AIを使うには、Notionの有料プラン(プラスプラン)に加えて、AI機能のアドオンが必要になる。
合わせて月額約1,500円くらい。
正直、最初は「メモアプリに月1,500円か……」と思った。でも、議事録の作成時間が半分になって、過去のメモが資産として使えるようになって、情報整理の習慣がついたことを考えると、十分すぎる投資だったと思っている。
特に副業でクライアントワークをしている人は、議事録やレポートの作成スピードが上がるだけで、この料金は余裕で回収できるはず。
まとめ:「便利そう」が「手放せない」に変わるまで
Notion AIは、派手なツールではない。ChatGPTのように何でもできるわけでもないし、Claudeのように長文が得意なわけでもない。
でも、「今ある情報を、今いる場所で、すぐに整理する」という一点において、他のツールでは代わりがきかない。
自分の場合、最初の「便利そう」から「手放せない」に変わるまで、だいたい2ヶ月くらいだった。要約機能を使い始めた頃はまだ「便利だな」くらいだったのが、箇条書き変換で「これは助かる」になり、情報整理で「もうこれなしは無理」になった。
AIツールは、使いこなすまでに少し時間がかかる。でも、毎日のメモや情報整理に困っている人は、まずNotion AIの要約機能だけでも試してみてほしい。それだけで、過去のメモが「読み返せる資産」に変わる体験ができるはずだから。
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