「動画編集の副業を始めたいけど、スキルがない」「AIツールで動画編集ってどこまでできるの?」
そんな疑問、自分もずっと抱えていた。
正直に言うと、自分は動画編集の経験ゼロだった。テロップの付け方すら知らなかった。でもAI動画編集ツールを使い始めてから、その壁が一気に低くなった。
今回は、実際に触ってみたAI動画編集ツール5つを本音で比較する。「副業で使えるか?」という視点で、初心者が本当に選ぶべきツールを整理した。
AI動画編集ツールとは?なぜ副業に向いているのか
AI動画編集ツールとは、人工知能(AI)の力を借りて動画の編集作業を自動化・効率化できるソフトのこと。
従来の動画編集は、カット、テロップ入れ、BGM調整……と、1本の動画に何時間もかかるのが当たり前だった。自分も最初に手動でやろうとして、10分の動画に6時間かかって心が折れた。
でもAIツールを使えば、こんなことが自動でできる。
- 自動字幕生成:音声を認識して、テロップを自動で付けてくれる
- 自動カット:無音部分や「えーと」などの不要な部分を検出して削除
- 背景除去:グリーンバックなしで背景を自動で消せる
- AI音声合成:テキストから自然なナレーションを生成
- 自動リフレーム:横動画を縦動画(ショート用)に自動変換
つまり、「時間がかかる単純作業」をAIが肩代わりしてくれる。その分、構成や企画に集中できる。
副業として動画編集を始めるなら、このAIの力を使わない手はない。クラウドソーシングサイトでは、ショート動画1本3,000〜10,000円、YouTube編集1本5,000〜30,000円が相場。AIで作業時間を半分にできれば、時給は倍になる計算だ。
AI動画編集ツールおすすめ5選|比較一覧
まずは5つのツールを一覧で比較する。
| ツール名 | 月額料金 | 無料プラン | 得意分野 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|
| CapCut | 無料〜約1,300円 | あり(機能豊富) | SNSショート動画 | まず無料で始めたい人 |
| Vrew | 無料〜1,090円〜 | あり(月120分) | 字幕・テロップ特化 | YouTube字幕を効率化したい人 |
| Filmora | 6,980円/年〜 | あり(透かし付き) | 初心者→中級者の橋渡し | 本格的に学びたい初心者 |
| Descript | 約$24〜/月 | あり(制限あり) | テキストベース編集 | ポッドキャスト・トーク動画 |
| Runway | $15〜/月 | あり(制限あり) | AI映像生成+編集 | クリエイティブな映像を作りたい人 |
それぞれ詳しく見ていこう。
① CapCut|無料でここまでできるのは驚異的
一言で言うと:無料で始められるSNS動画編集の決定版。
CapCutはByteDance(TikTokの運営会社)が提供する動画編集ツール。正直、無料でここまでの機能が使えるのは異常だと思う。
主なAI機能
- 自動字幕生成:日本語対応。精度もかなり高い
- AI背景除去:ワンクリックで背景を消せる
- 自動リフレーム:横動画→縦動画(ショート用)に自動変換
- AIボイスチェンジャー:声のトーンやスタイルを変更
- テンプレート:SNS向けのテンプレートが大量にある
料金
- 無料版:主要機能がほぼ使える
- Pro版:月額約1,300円(透かし削除、追加素材、クラウドストレージ)
副業で使うなら
TikTok、Instagram Reels、YouTube Shortsなどのショート動画案件に最適。テンプレートを使えば、1本30分〜1時間で仕上げられる。クラウドソーシングでのショート動画案件(1本3,000〜10,000円)を効率よくこなせる。
自分が最初に「これなら副業でいけるかも」と思えたのは、CapCutのおかげだった。
注意点
TikTok系のサービスなので、企業案件では「CapCut以外で」と指定されることもある。また、長尺動画の本格編集にはやや物足りない。あくまで「SNSショート動画の量産」に強いツールだと思っておくといい。
② Vrew|字幕作業が10分の1になる神ツール
一言で言うと:字幕・テロップに特化した、日本語に強いAI編集ツール。
Vrewは韓国のVoyagerX社が開発したAI動画編集ツール。最大の特徴は、動画をテキストのように編集できること。音声を自動で文字起こしして、そのテキストを編集すれば動画も連動して編集される。
主なAI機能
- AI字幕自動生成:日本語の認識精度がトップクラス
- テキスト連動編集:文字を消せば、その部分の動画もカットされる
- AI音声合成:テキストから自然なナレーションを生成
- 無音カット:「えーと」「あの」などのフィラーワードを自動削除
- 自動翻訳:字幕を多言語に翻訳
料金
- 無料版:月120分の音声分析、AI音声1万字/月(ウォーターマーク付き)
- Light:月額1,090円(音声分析1,200分/月、ウォーターマーク削除)
- Standard:月額1,990円
- Business:月額4,490円
- 年額契約で約20%割引
副業で使うなら
YouTube動画の字幕付けに圧倒的に強い。手動で字幕を付けると1本2〜3時間かかる作業が、Vrewなら15分で終わる。字幕付け案件(1本3,000〜5,000円)を量産するなら、まずVrewを試すべき。
自分はVrewとCapCutを組み合わせて使っている。Vrewで字幕を生成→CapCutで装飾や演出を追加、という流れ。この組み合わせが一番コスパがいい。
注意点
無料版は月120分の制限がある。副業として本格的に使うなら、Lightプラン(月1,090円)への課金は必要。ただ、1案件で元が取れる金額なので、投資としては十分ペイする。
③ Filmora|初心者から中級者への「橋渡し」ツール
一言で言うと:初心者でも使いやすく、プロ向け機能も備えたバランス型。
Filmoraは、Wondershare社が提供する動画編集ソフト。CapCutよりも機能が豊富で、Adobe Premiere Proほど複雑ではない。ちょうど「初心者が次のステップに進む」ときにフィットするポジションにいる。
主なAI機能
- AI字幕生成:自動で字幕を生成・スタイリング
- AIスマートカット:不要な間を検出してカット
- AI背景ぼかし:被写体を認識して背景だけをぼかす
- AI音楽生成:動画の雰囲気に合ったBGMを自動生成
- AIサムネイル生成:動画からサムネイル候補を自動抽出
料金
- 無料版:機能制限あり、出力に透かし
- 年間プラン:6,980円/年(月あたり約580円)
- 買い切り版:約9,980円(永続ライセンス)
副業で使うなら
YouTube編集案件(1本5,000〜30,000円)を受注するなら、Filmoraの機能は十分。買い切り版なら約1万円で永続的に使えるので、ランニングコストを抑えたい人に向いている。
「CapCutで基礎を覚えた → もう少し凝った編集がしたい」という段階で乗り換えるのがベストなタイミング。
注意点
AI機能の一部(音楽生成など)は有料プラン限定。また、プロの現場ではPremiere ProやDaVinci Resolveが主流なので、「Filmoraでの編集経験」がそのまま高単価案件につながるわけではない点は理解しておこう。
④ Descript|「文字を編集=動画を編集」という新体験
一言で言うと:テキストエディタ感覚で動画が編集できる革新的ツール。
Descriptは、動画や音声をテキストベースで編集できるツール。動画を読み込むと自動で文字起こしされ、そのテキストを編集するだけで動画も編集される。「文章を直す=動画を直す」という感覚。
主なAI機能
- テキストベース編集:文字起こしテキストを編集すると動画も連動
- フィラーワード除去:「えーと」「あの」を自動検出・一括削除
- AI音声クローン:自分の声をAIが学習し、テキストからナレーション生成
- スクリーン録画:画面収録+編集がワンストップ
- 自動要約:長い動画からハイライトを自動抽出
料金
- 無料版:制限付き(1本あたりの時間制限あり)
- Hobbyist:約$24/月
- Business:約$40/月
副業で使うなら
ポッドキャスト編集やトーク系YouTube動画に最適。インタビュー動画の編集案件では、テキストベース編集の効率が段違い。「この発言を消したい」→テキストを選択して削除、で完了する。
ただし、ドル建て課金なので為替の影響を受ける。円安のタイミングだとコストが上がる点は注意。
注意点
日本語対応は進んでいるものの、UIは英語がメイン。英語に抵抗がある人には少しハードルが高い。また、エフェクトやトランジションの種類はCapCutやFilmoraに比べると少なめ。あくまで「効率重視」のツール。
⑤ Runway|AI映像生成と編集が融合した最先端ツール
一言で言うと:「映像素材を作る」ところからAIに任せられる次世代ツール。
Runwayは、テキストや画像から映像を生成できるAIツール。編集だけでなく「素材そのものを作る」ことができるのが最大の差別化ポイント。
主なAI機能
- Text to Video:テキストの指示だけで映像を生成
- Image to Video:静止画から動画を生成
- 背景除去:AIが被写体を認識して背景を削除
- モーショントラッキング:オブジェクトの動きを自動追従
- インペインティング:映像内の不要な要素を自動で消去
料金
- 無料版:制限付き(生成クレジットに上限)
- Standard:$15/月
- Pro:$35/月
- Unlimited:$95/月
副業で使うなら
「撮影素材がない」案件でも対応できるのが強み。たとえば、イメージ映像やプロモーション動画で「こういう雰囲気の映像がほしい」というリクエストに、AI生成で応えられる。
ただし、現状のAI生成映像はまだ「完璧」とは言い難い。商用利用する場合は、クライアントにAI生成であることを説明しておくのがベター。
注意点
生成AIツールなので、映像のクオリティにはムラがある。また、クレジット制なので使いすぎるとコストが跳ね上がる。「ここぞ」という場面で使うサブツールとして位置づけるのが現実的。
目的別おすすめチャート|あなたに合うのはどれ?
「結局どれを選べばいいの?」という人のために、目的別の選び方を整理した。
| あなたの目的 | おすすめツール | 理由 |
|---|---|---|
| まず無料で試したい | CapCut | 無料版の機能が圧倒的に充実 |
| YouTube動画に字幕を付けたい | Vrew | 日本語字幕の精度がトップクラス |
| 本格的な動画編集を学びたい | Filmora | 買い切り約1万円でプロ級機能 |
| ポッドキャスト・トーク動画を編集したい | Descript | テキスト編集で直感的に操作 |
| 映像素材をAIで作りたい | Runway | テキストから映像を生成できる唯一のツール |
| コストを最小限にしたい | CapCut + Vrew | 両方無料版でも十分実用的 |
自分のおすすめは、まずCapCut(無料)で基本操作を覚えて、字幕が必要になったらVrewを追加するパターン。この2つの組み合わせなら、初期費用ゼロで副業を始められる。
AI動画編集で副業を始める3ステップ
ツールを選んだら、次は実際に副業として動き出す番。自分が実際にやったステップを共有する。
ステップ1:ツールを触って、サンプル動画を3本作る(1〜2週間)
まずはツールに慣れること。自分のスマホで撮った動画でいい。字幕を付けて、カットして、BGMを入れる。この基本操作を3本分やれば、一通りの流れが身につく。
ステップ2:クラウドソーシングに登録して、低単価案件を受ける(2〜4週間)
クラウドワークスやランサーズで「動画編集 初心者歓迎」の案件を探す。最初は1本2,000〜3,000円でもいい。実績を作ることが最優先。AIツールのおかげで、初心者でも納期内に納品できるクオリティが出せる。
ステップ3:得意ジャンルを見つけて、単価を上げる(3ヶ月目〜)
ショート動画が得意なのか、YouTube長尺が得意なのか、トーク系が得意なのか。自分の「型」が見えてきたら、そのジャンルに特化してポートフォリオを充実させる。ジャンル特化すると、1本5,000〜10,000円の案件が取れるようになる。
AI動画編集ツールを選ぶときの3つの注意点
1. 商用利用の規約を必ず確認する
ツールによっては、無料版では商用利用が制限されている場合がある。副業で使うなら、必ず各ツールの利用規約を確認しよう。特にAI生成コンテンツの著作権は、ツールごとにルールが異なる。
2.「AIだけで完結」は期待しすぎない
AIツールは確かにすごい。でも「ボタン一つで完璧な動画ができる」わけではない。字幕の誤認識を直したり、カットのタイミングを微調整したり、人間の手は必ず必要。AIは「80%を自動化して、残り20%に集中する」ためのツールだと考えよう。
3. 複数ツールの組み合わせが最強
1つのツールで全部やろうとすると、どこかで限界がくる。Vrewで字幕を付けて、CapCutで演出を加えて、必要ならRunwayで素材を生成する。こんなふうに、各ツールの強みを組み合わせるのが一番効率的。
まとめ|AI動画編集ツールで副業の一歩を踏み出そう
AI動画編集ツールの登場で、動画編集の副業は一気にハードルが下がった。
自分の結論はシンプルだ。
- まず始めるなら → CapCut(無料)
- 字幕で差をつけるなら → Vrew(無料〜月1,090円)
- 本格的にやるなら → Filmora(買い切り約9,980円)
- トーク動画に特化するなら → Descript(約$24/月)
- 映像生成もやりたいなら → Runway($15/月〜)
動画編集のスキルがなくても、AIツールがあれば始められる。大事なのは「完璧なスキル」じゃなくて「まず1本作ってみること」。
自分もそうだった。最初の1本は不格好だったけど、それでも納品できた。そこから少しずつ積み上げてきた。
あなたも、まずは無料ツールで1本作ってみてほしい。
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