「会議の議事録、毎回手で書いてるけど、これAIでどうにかならないかな……」
自分も副業を始めたばかりの頃、そう思っていた。本業の会議で議事録を書くのに30分かかり、副業のオンラインミーティングでもメモを取りながら話を聞くのが地味にストレスだった。
調べてみると、AI議事録ツールは想像以上に進化していた。会議に参加させておくだけで、文字起こし・話者の識別・要約まで全部やってくれる。しかも無料で使えるものもある。
ただ、ツールによって「日本語の精度」がまるで違う。英語の会議ならどれでもそこそこ使えるが、日本語となると精度のバラつきが大きい。料金体系もツールごとに異なるし、「無料プランで月120分」と「無料で無制限」では使い勝手がまったく変わってくる。
この記事では、自分が実際に調べて比較した5つのAI議事録・文字起こしツールを、副業ブロガー・フリーランスの視点で本音レビューする。「どれを選べばいいのか」を、できるだけわかりやすく整理したい。
なぜ副業にAI議事録ツールが必要なのか
「議事録って、大企業の会議で使うものでしょ?」と思うかもしれない。でも副業やフリーランスこそ、実はAI議事録ツールの恩恵が大きい。
理由はシンプルで、副業は「時間がない」からだ。
クライアントとのZoom打ち合わせ、チームのオンラインミーティング、セミナーや勉強会の受講メモ。これらを全部手で書いていたら、それだけで1日の副業時間が溶けていく。AI議事録ツールを入れれば、会議中は会話に集中して、終わった後にAIが作った要約を確認するだけで済む。
2026年に入って、AI議事録ツールの精度は大幅に上がった。特に日本語対応が進んでいて、国産ツールや日本語に強いツールでは高い認識精度に到達している。1年前は「なんとなく合ってるけど、結局手直しが必要」だったものが、今ではほぼそのまま使える品質になっている。
ただし注意点もある。AI議事録ツールは会議の音声データを外部サーバーに送る仕組みのため、機密性の高い会議では社内規定を確認する必要がある。無料プランだと「AIの学習にデータが使われる」ツールもあるので、そこは事前にチェックしておきたい。
5ツール比較表
| 項目 | Notta | Rimo Voice | tl;dv | Fireflies.ai | LINE WORKS AiNote |
|---|---|---|---|---|---|
| 料金(月額) | 無料〜月1,980円〜 | 月1,650円〜 | 無料〜月$29/人〜 | 無料〜月$10〜 | 無料〜月1,440円〜(月払い1,600円) |
| 無料プラン | ◎(月120分) | △(トライアルのみ) | ◎(無制限録画) | ◎(800分の保存容量) | ◎(月300分) |
| 日本語精度 | ◎(公式値98.86%※) | ◎(高精度・国産) | ○(多言語対応、日本語は要確認) | △(英語より劣る) | ◎(LINE技術ベース) |
| 話者分離 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| AI要約 | ◎(月100回〜) | ◎(プロプラン〜) | ○(Pro〜) | ◎ | ○(月12回〜) |
| 対応言語 | 文字起こし58言語(翻訳42言語) | 60以上の言語 | 30言語以上 | 100言語以上 | 日英中韓4言語(日本語が主軸) |
| Web会議連携 | Zoom/Teams/Meet/Webex | Zoom/Teams/Meet | Zoom/Teams/Meet | Zoom/Teams/Meet/Webex | Zoom/Teams/Meet |
| CRM連携 | ○ | ○(Salesforce等) | ◎(HubSpot/Salesforce) | ◎(Slack/Notion/Asana等) | △ |
| 副業適性 | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ○ |
各ツールの詳細レビュー
1. Notta——日本語精度とコスパのバランスで選ぶならこれ
こんな人におすすめ: 日本語の会議がメインで、コストを抑えつつしっかり使いたい人。副業の打ち合わせを効率化したい人。
Nottaは文字起こし58言語・翻訳42言語に対応したAI文字起こし・議事録ツール。日本語の認識精度は公式公表値で98.86%とされている(※音声環境や話者の発話条件によって変動する)。海外製ツールの中では群を抜いて高い。
最大の魅力は無料プランの実用性だ。月120分まで文字起こしができるので、週1回30分のミーティングなら無料で十分カバーできる。ただし無料プランは1回あたり3分までという制限があるので、リアルタイムの会議録音には向かない。録音ファイルのアップロードなら問題なく使える。
有料のプレミアムプラン(月払い1,980円、年払いなら月1,185円)に移行すると、月1,800分・1回最大5時間まで対応。AI要約も月100回使える。副業で週に3〜4回ミーティングがある人でも余裕でカバーできる量だ。
さらに上位のビジネスプラン(月払い4,180円、年払いなら月2,508円)では、文字起こしが無制限(1録音あたり最大5時間)になり、AI要約も月200回まで使える。ユーザー権限管理や共同ワークスペースといったチーム機能も加わるので、複数メンバーで使うフリーランスチームや、会議の頻度が高い人に向いている。
カスタム辞書機能があるのも地味にありがたい。専門用語や社名を事前に登録しておけば、認識精度がさらに上がる。「AI副業」や「アフィリエイト」のような業界用語を登録しておくと、文字起こしの手直しがほぼ不要になる。
アフィリエイトプログラム: A8.net経由で提携可能。副業ブロガーとしてレビュー記事を書くなら、自分で使いながら紹介できる好循環が作れる。
メリット: 日本語精度が高い(公式値98.86%)。無料プランから始められる。年払いなら月1,185円とコスパが良い。文字起こし58言語・翻訳42言語でグローバルにも使える。
デメリット: 無料プランは1回3分の制限がある。上位プラン以上でないとWeb会議の自動録画ができない。
2. Rimo Voice——日本語の精度で選ぶなら国産の安心感
こんな人におすすめ: とにかく日本語の文字起こし精度を重視する人。国産ツールの安心感が欲しい人。
Rimo Voiceは日本発のAI文字起こしツールで、日本語認識の精度が高いと評価されている(※公式サイトに具体的な精度数値の公表は確認できず。利用者の評判やレビューでは高精度との声が多い)。60以上の言語に対応しつつ、国内データセンターで処理されるため、「音声データを海外サーバーに送るのは不安」という人にも安心だ。
料金プランは明快で、文字起こしプラン(月1,650円・月2,100分)からスタートできる。プロプラン(月4,950円)にすると文字起こし無制限+AI要約+会議AIアシスタントが使えるようになる。チームプラン(月6,600円)では共同作業フォルダやメンバー管理も可能だ。
Rimo Voiceの特徴は、音声と文字起こしのシンク(同期)機能。文字起こしテキストのどの部分をクリックしても、対応する音声の箇所に飛べる。「ここ、本当にこう言ってたっけ?」と確認したいときに、いちいち録音を最初から聞き直す必要がない。
Salesforce連携など、日本企業でよく使われるビジネスツールとの接続にも力を入れている。法人プラン(要見積もり)ではIPアドレス制限やSSO、請求書対応にも対応する。
メリット: 国産で日本語精度の評判が高い。国内データセンターでセキュリティ面の安心感がある。音声シンク機能が便利。60以上の言語に対応。
デメリット: 無料プランがトライアルのみで常用しにくい。日本語以外の言語での精度は未検証の部分が多い。プロプラン以上でないとAI要約が使えない。
3. tl;dv——無料で無制限録画、営業チーム向けの実力派
こんな人におすすめ: まずは無料でがっつり試したい人。営業やセールスの商談記録を残したい人。
tl;dv(Too Long; Didn’t View)は、名前のとおり「長い会議を見返さなくていい」をコンセプトにしたツール。最大の特徴は無料プランで無制限の録画・文字起こしができること。ただし録画データは3ヶ月後に自動削除される。AI要約は最初の10会議まで完全な要約が生成され、以降は各会議の最初の10分間のみが要約対象となる。
有料のProプラン(年払い月$18/人、月払い$29/人)にすると、録画の永久保存・無制限のAI要約・Zapier経由のCRM連携が使える。Businessプラン(年払い月$59/人、月払い$98/人)ではSalesforceやHubSpotとのネイティブ連携が可能だ。
tl;dvが他のツールと一線を画すのは、ハイライトクリップの自動生成機能。会議中の重要な発言をAIが自動でマークし、短いクリップとして切り出してくれる。「あの件、クライアントは何て言ってたっけ?」という場面で、1時間の録画を全部見返す必要がなくなる。
営業向けの機能が充実しているのも特徴で、Businessプランには「AIコーチング」機能がある。トークタイム分析やパフォーマンスインサイトで、自分の商談スキルを客観的に振り返れる。
注意点として、日本語精度に関しては利用者の間でも評価が分かれている。英語の会議なら問題ないという声が多い一方、日本語の認識については「十分使える」から「手直しが要る」まで幅がある。日本語メインの環境なら、NottaやRimo Voiceと比較した上で判断するのがいいと思う。
メリット: 無料で無制限録画。ハイライトクリップ機能が便利。CRM連携が充実していて営業向き。
デメリット: 日本語精度は評価が分かれる。無料プランの録画は3ヶ月で削除。日本語サポートが弱い。
4. Fireflies.ai——連携先の多さで選ぶならこれ
こんな人におすすめ: Slack・Notion・Asanaなど複数のツールと連携させたい人。チームで議事録を共有・検索したい人。
Fireflies.aiは、100以上の言語に対応したAI議事録ツール。最大の強みは外部ツールとの連携先の多さだ。Slack、Notion、Asana、HubSpot、Salesforce、Trelloなど、主要なビジネスツールとほぼすべて接続できる。
無料プランでは800分ぶんの録音保存容量があり、基本的なリアルタイム文字起こしとAI要約が使える。Proプラン(年払い月$10、月払い$18)にすると文字起こし無制限・最大8,000分の録音保存・アクションアイテム抽出が使えるようになる。
独自のAIアシスタント「Fred」が面白い。会議の内容に対して質問すると、録音データの中から該当部分を見つけて回答してくれる。「先週の会議で、納期について何か話してたっけ?」と聞けば、該当する発言をピンポイントで返してくれる。
Businessプラン(年払い月$19)ではビデオ録画やチーム分析機能が追加。Enterprise(年払い月$39)ではSSO対応やHIPAA準拠のセキュリティも備わる。
ただし日本語の精度は課題がある。英語と比べて認識精度が落ちる傾向があるので、日本語の会議がメインの人は要検討だ。
メリット: 連携ツールの数が圧倒的。AIアシスタント「Fred」の検索機能が便利。Proプランが年払い月$10と安い。
デメリット: 日本語の認識精度は英語に比べて劣る。UIが英語中心で日本語ローカライズが完全ではない。
5. LINE WORKS AiNote——LINEユーザーなら馴染みやすい国産ツール
こんな人におすすめ: LINEやLINE WORKSをビジネスで使っている人。国産ツールの安心感が欲しいけど、無料から試したい人。
LINE WORKS AiNote(旧CLOVA Note)は、LINEのAI技術を活用した文字起こし・議事録ツール。対応言語は日本語・英語・中国語・韓国語の4言語で、日本語が主軸。正式版は2024年11月から2025年春にかけて順次提供が開始され、旧CLOVA Note βは2025年7月31日に完全終了した。
無料のフリープランで月300分まで文字起こしができる。Nottaの120分より多く、副業の打ち合わせ程度なら無料で十分まかなえる。ただしフリープランでは録音データがAI学習に利用されるので、機密性の高い会議には使わない方がいい。
有料のソロプラン(年払い月1,440円、月払い1,600円)にすると月600分以上の文字起こし+AI要約(月12回)が使える。企業向けのチームプラン(年払い月19,800円)以上ではAI学習にデータが使用されない設定も可能だ。
話者分離・単語登録・キーワード検索など基本機能は一通り揃っている。LINE WORKSの延長で使える点は、普段からLINE系サービスに慣れている人にとって取っつきやすいかもしれない。
メリット: 無料で月300分使える。国産でLINE技術ベースの安心感。UIがシンプルで使いやすい。日英中韓4言語に対応。
デメリット: フリープランはAI学習にデータ利用される。対応言語は4言語と少なめ。CRM連携などビジネス向け機能は弱い。
用途別おすすめの組み合わせ
目的によって最適なツールは変わる。一覧で整理した。
| 用途 | おすすめツール | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 日本語の社内会議がメイン | Notta/Rimo Voice | 日本語精度が高く、手直しほぼ不要 |
| 英語・グローバル会議が多い | Fireflies.ai/tl;dv | 英語精度は全ツール高水準。連携数か無料枠で選ぶ |
| 営業・商談記録を残したい | tl;dv | ハイライトクリップ+CRM連携が営業向き |
| まず無料で試したい | tl;dv → AiNote → Notta | 無料枠の多い順。tl;dvは無制限録画 |
| 副業ブログでレビュー記事を書きたい | Notta | A8.net経由のアフィリエイトあり |
コスパ重視ならNotta、精度重視ならRimo Voice、無料重視ならtl;dvという分け方がシンプルだと思う。
ちなみに、副業ブログとの相性で言うと、AI議事録ツールはSaaS型のサブスク商品なので、紹介プログラムの報酬が1件あたり数千円〜数万円に設定されているケースがある。実際に使いながらレビュー記事を書いて、読者が有料プランに申し込めば副収入にもなる。Nottaの場合はA8.net経由で提携できるので、副業ブロガーには特に相性がいい。
まとめ
5つのツールを比較してきたが、副業やフリーランスで「最初の1本」に迷ったら、Nottaを試してみてほしい。日本語精度が高く、無料プランで始められて、年払いなら月1,185円。打ち合わせからクライアントミーティングまで、これ1本でカバーできる。
AI議事録ツールは、一度使うと「なぜもっと早く入れなかったのか」と思うタイプのツールだ。会議のたびに30分かけていた議事録が、ほぼゼロになる。浮いた時間を副業のコンテンツ作りに回せると考えると、月1,000〜2,000円の投資効果は十分すぎる。
Nottaかtl;dvの無料プランで、次のミーティングから試してみてほしい。
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