AIに書かせた文章が「AI臭い」のはプロンプトのせいだった

AIツール入門

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ChatGPTでブログ記事の下書きを作ってもらったとき、出来上がった文章を読んで「うーん…」と思った。

内容は間違っていない。構成もしっかりしている。でも何か違う。読んでいて引っかかる。「いかがでしたでしょうか」で締められた文章は、一目で「あ、これAIが書いたやつだ」とわかる。

最初は「AIの文章ってこんなもんか」と思っていたけど、試行錯誤するうちに気づいた。AI臭い文章になるのは、AIの性能の問題じゃない。自分の指示(プロンプト)が悪かっただけだった。

この記事では、AIの文章から「AI臭さ」を消すためのプロンプトの書き方を紹介する。自分が実際に失敗して、改善して、たどり着いた方法だ。


「AI臭い」文章の特徴

まず、「AI臭い」とは具体的にどういう文章なのかを整理しておく。自分が書いてもらった文章を振り返ると、共通する特徴が5つあった。

① やたら丁寧すぎる:「〜ではないでしょうか」「〜と言えるでしょう」が連発される。人間はこんなに丁寧に書かない。

② 同じ構造の文が繰り返される:「まず〜です。次に〜です。そして〜です。」のように、パターンが単調。

③ 抽象的で具体例がない:「非常に重要です」「大きなメリットがあります」と言うけど、何がどう重要なのか具体的に書かない。

④ どこかで読んだような表現ばかり:「いかがでしたでしょうか」「この記事では〜について解説しました」など、テンプレ的なフレーズが多い。

⑤ 書き手の「感情」が見えない:失敗談も本音もなく、教科書のような無機質なトーン。

これらは全部、プロンプト(AIへの指示)を変えることで改善できる。


原因①:指示が「ざっくりすぎる」

自分が最初にやっていた失敗がこれだ。

ダメな指示の例:

「AI副業の始め方」についてブログ記事を書いてください

これだとAIは「AI副業の始め方について、一般的な情報を教科書的にまとめた文章」を出してくる。当然、AI臭くなる。

改善した指示の例:

「AI副業の始め方」について、以下の条件でブログ記事の本文を書いてください。 – 読者は30〜40代で「何から始めればいいかわからない」と感じている人 – 書き手は元・非テック系会社員で、AIを独学で覚えて副業を始めた経験者 – 一人称は「自分」。上から教える口調ではなく、同じ目線で語る – 書き手自身の失敗談や体験を導入に使う – 「いかがでしたでしょうか」などの定型表現は使わない – 専門用語を使う場合は必ず言い換えを添える

この指示に変えただけで、出てくる文章の質がまったく違うものになった。ポイントは「誰が、誰に向けて、どんなトーンで書くか」を明確に伝えることだ。


原因②:「全部書いて」と丸投げしている

記事全体を一気に「書いて」と頼むと、AIは無難にまとめようとして、どうしても一般的で平坦な文章になる。

自分がたどり着いた方法は、見出しごとに分けて書かせることだ。

手順: 1. まず構成案(見出しの一覧)だけをAIに作ってもらう 2. 構成を自分で確認して、必要なら修正する 3. 見出しごとに1つずつ「この見出しの本文を書いて」と指示する 4. 各見出しの文章を自分でつなぎ合わせて、全体を仕上げる

こうすると、各セクションに集中した密度の高い文章が出てくる。しかも、見出しごとに追加の指示(「ここには自分の失敗談を入れたい」「具体的な数字を入れて」)を出しやすい。


原因③:「自分の要素」を入れる指示がない

AIが書いた文章が「誰が書いても同じ内容」になるのは、書き手の個性を入れる指示がないからだ。

プロンプトに以下を加えるだけで、文章の「人間味」が大きく変わる。

失敗談を入れさせる:

この見出しの導入に、書き手が最初にやってしまった失敗を1つ入れてください

具体的な数字を入れさせる:

「作業時間が短くなった」ではなく、「3時間かかっていた作業が1時間になった」のように具体的な数字で書いてください

感情を入れさせる:

書き手がこの方法を知ったときの率直な感想(驚き、後悔、安心など)を一文入れてください

定型表現を禁止する:

以下の表現は使わないでください:「いかがでしたでしょうか」「〜ではないでしょうか」「〜と言えるでしょう」「徹底解説」「完全ガイド」

この4つを指示に加えるだけで、AI文章の「人間味」がかなり変わる。


原因④:出力後に「自分の手」を入れていない

ここが一番大事な部分かもしれない。

どれだけプロンプトを工夫しても、AIの出力をそのまま公開するのはおすすめしない。理由は2つある。

1つ目は、AIは自分の体験を知らないから。プロンプトで「失敗談を入れて」と指示しても、AIが書く失敗談はあくまで「ありがちな失敗」であって、自分自身の実体験ではない。ここを本物の体験に書き換えるだけで、記事の信頼性がまったく違うものになる。

2つ目は、検索エンジン(Google)がAI丸投げのコンテンツを低く評価する傾向があるから。Googleは「実体験に基づくオリジナルコンテンツ」を重視している。自分の言葉で書き換えた部分が多いほど、SEO的にも有利になる。

自分の中の目安は、AIの出力をベースにして、3割を自分の言葉で書き換えること。逆に言えば、7割はAIに任せていい。この「3割」が、AI臭さを消す最後の仕上げになる。


Before / After で見る改善例

Before(AI臭い文章)

アフィリエイトとは、企業の商品やサービスをブログやSNSで紹介し、成果が発生した場合に報酬を受け取ることができるビジネスモデルです。近年では多くの方がアフィリエイトに取り組んでおり、副業として非常に人気が高いと言えるでしょう。

After(改善後)

アフィリエイトは、企業の商品をブログで紹介して、読者がそのリンクから買ったら報酬がもらえる仕組みだ。テレビCMと同じで、企業が広告費を払って、メディア(この場合はブログ)が紹介する。それだけの話なのに、自分は最初「怪しいビジネス」だと思い込んでいた。

違いは明確だ。Afterには書き手の体験(「怪しいと思い込んでいた」)が入っていて、言い回しも自然で、読んでいて「人が書いた文章」だと感じる。


自分が使っているプロンプトのテンプレート

最後に、自分がブログ記事を書くときに実際に使っているプロンプトのベースを共有しておく。

以下の条件でブログ記事の「見出し:○○」の本文を書いてください。

【読者】30〜40代、何か副業を始めたいが何からやればいいかわからない人
【書き手】元・非テック系会社員。AI独学で副業を始めた。一人称は「自分」
【トーン】上から教えるのではなく、「自分もそうだった」という同目線。カジュアルだが軽すぎない
【禁止表現】「いかがでしたでしょうか」「〜ではないでしょうか」「徹底解説」「完全ガイド」
【必須要素】書き手の失敗談または体験を1つ含める。具体的な数字を1つ以上入れる
【文量】400〜600文字

このテンプレートを見出しごとにコピペして、「見出し:○○」の部分を書き換えるだけだ。毎回ゼロからプロンプトを考える必要がないので、作業効率も上がる。


この記事で紹介した方法を、すぐ使えるプロンプトにまとめました

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コピーして[ ]を埋めるだけ。テンプレートの使い方・記入例・コツも載せています。

まとめ:AI臭さは「指示」で消せる

AIに書かせた文章がAI臭くなる原因と、その解決方法を紹介した。

  • AI臭い原因は、AIの性能ではなくプロンプト(指示)の質
  • 「誰が、誰に、どんなトーンで」を明確に指示する
  • 記事全体を丸投げせず、見出しごとに書かせる
  • 失敗談・数字・感情を入れる指示を加える
  • 最後に3割は自分の言葉で書き換える

AIは下書き担当。仕上げは自分。この役割分担が、AI臭さを消しながら効率的に記事を量産するコツだ。

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